研究者マンガ「ハカセといふ生物(いきもの)」を読んでみました!

ハカセといふ生物

研究者マンガ「ハカセといふ生物」を読んでみましたのでその書評(解説?)です!

この世界が大体わかる!?

研究者といえばいろいろ誤解されがちな人種ですが、この本を読めば大体理解できます。真面目から変人まで広い幅がありますが、このような人間が多いという事実は否めません。研究者の友人を理解したい人、将来研究者になりたい人は読んでみるべきでしょう。

構成のおもしろさ!

「諸言」「材料と方法」「結果・考察」「参考文献」という論文形式になっています。さらには「suppliment」(参考に添付する資料)も入っています。各漫画は「図x」という形になっており、コメントや注釈も付いていて丁寧です。(Web版で詳しく語られなかった部分も漫画として追加されています。)登場人物紹介にスケールバーがついているのには笑ってしまいました。最後の参考文献リストは是非調べて読んでみるといいでしょう。この本の理解度がさらに深まると思います!

理系っぽさ満載です!

著者も登場人物も理系だなあ、と実感すること間違いなし。これぞ理系研究員の生活!といった感じです。どこででも寝る、無駄にフォントが細かい人、周りにもいるいるといった感じがします。話に漫画の小ネタを織り交ぜたがるのは理系研究者の特徴といってもいいでしょう。我が研究室でも、毎週月曜日には近所のコンビニへ立ち読みに行く様子が見られます。博士論文の謝辞に毎週ジャンプを買ってきてくれた人に対するお礼を書いた知人もいます。無駄に難しく解説したがるところ、例えば「閾値」の話なんかもよくありそうなネタです。食べ物にこだわる人も多く、私はビスコを飽きずにしょっちゅう食べています。

研究生活そのまんま!?

私は生物分野ではなく化学の博士課程学生ですが共通点だらけです。学会の前に失敗したりのはお決まりネタですね。学会では私もコーヒーを楽しみにしていますので、なかったりするとテンションが下がります(笑)学会発表が「お祭り」というのは適切な表現です。論文を書いている際の苦悩も書いて欲しかったところです。(ちょうど最近の私なんです。)

こんな人に特におすすめ!

大学の理系学部進学を目指している高校生、研究室生活が知りたい大学生にお勧めです。また、研究室に置いておけば、あるあるネタで盛り上がること間違いなしです。博士課程を目指して/在籍していて両親の理解が得られない方は両親に渡してみてはいかがでしょうか。(禁句の「ニート」が出てくるので余計不安にさせるかもしれませんが。)もちろん、純粋に漫画としても楽しめるので一般人にもお勧めです。

最後にイチ押しポイントを

  • 図89:「縛られないのが博士だろ」(こういう人は強いです)
  • suppliment:本郷さんのルール(某東郷さんパロディ)

余談ですが、写真の本の上に何かが乗っかっています。私が研究している材料です。

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GenPi

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京都から旅して写真を撮っています。

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